久しぶりの我が家の緑の話ですが、
正面のシマトネリコがふさふさになったのはいいものの、葉が多くてもったりとした枝振りでなかなか上には伸びてはくれないなぁということで、散髪のごとく少しすいてみることに。
すると、リビングの窓から枝に鳥の巣のようなものがあることに気づいてはいたのですが、枝をカットしたことで一緒に落ちてきました。
直径10センチほどの巣にはビニールのひもや白いゴム紐も混ざっていて、表面には丁寧にこけのようなものが貼り付けられており、くちばしだけでこれを作るのにどれくらいかかったのかなと考えると申し訳ない気持ちになりましたが、この存在に気づいてから数ヶ月は誰も入っていないようだったので、おそらく途中でここじゃないなと巣作りをやめたものだと思われます。
というのも、季節ごとにいろんな鳥がやってきては留まっているので、隠れ家にならず子育てには不向きだったんだんじゃないかなと。
ときどき眺める好きな本に『生きものがつくる美しい家』という本がありまして、その本の中ではこの巣はメジロのものが一番近かったので、メジロがせっせと作っている様子を想像してはほっこりしてみたり。
いつも模型を作りながら頭の中でその建物の中で生活をしてみたりするのですが、この本には121種類のいろんな生きものの巣が素敵なイラストや断面図で紹介されているので、その生きものの気持ちになって巣を作ってみたり、その巣の中で暮らしてみたりするのが楽しくていい気分転換になります。(・・・もちろん、頭の中で。)オススメです。
さて、緑の話に戻りまして、
今進んでいる現場の庭にも我が家と同じように、クライアントが芝の種を蒔いて楽しんでいらっしゃいます。
大工さんたちと同じように朝から夕方までクライアントが庭でお手入れをしているため、早々に美しい芝に育っていました。
建物より先に外構が出来上がりそうな勢いです。
NANAE